ASI1600MM の冷却タイプです
ASI1600MM Proは、ZWO社のカメラの中でも特に人気の高いカメラです。天体写真に本格的に取り組みたい方には最適なカメラとして評価されています。
その特徴は以下の通りです。
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フォーサーズフォーマット、3.8umピクセルサイズ ー どんな望遠鏡に対応するピクセルサイズ
・12ビットADC ー 12.5ストップの高
ダイナミックレンジ
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20Kのフルウェル容量 ー 星像の飽和を軽減
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4656×3520ピクセルの1600万画素センサー ー 微細構造まで鮮明に写し取る高解像度
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読み取りノイズ 1.2e-
DDR メモリーバッファ搭載
ASI1600MM Proカメラは、256MB DDR3メモリバッファを搭載し、データ転送の信頼性を向上させています。また、メモリーバッファーの採用により、USB2.0ポートでの使用時に転送速度が遅くなることで発生するアンプグローを最小限に抑えることができます
天体撮影適正
OLYMPUS製のマイクロフォーサーズカメラOM-D E-M1に採用されているパナソニック製センサーMN34230 (ピクセルサイズ 3.8μm)を採用したASI1600シリーズは DSO(ディープスカイオブジェクト:銀河、星雲、星団など)の撮影に適しており、惑星撮影にも使用可能です。
-25℃における300秒のダークファイルは
こちらにあります。参考にしてください。
マイクロフォーサーズサイズの冷却カメラとしてこれまで主流にあったKAF8300との比較は以下の通りです。
上記の比較表からは
・ピクセルサイズが小さい→微細構造の描写に適している
・転送速度が速い→惑星撮影にも向いている
・ダイナミックレンジが広い→階調の広い画像が得られる
などの利点がわかります。
感光度分布は以下のようになります。
保護ガラスはARガラスです。
筐体寸法は以下の通り

望遠鏡・レンズ側の接続には本体にTマウントオスを備えています。この場合のバックフォーカスは6.5mmとなり、接続リングや接続機器の選択肢が増えました。
Tマウントのメスメスアダプターも付属しており、その場合はバックフォーカスが17.5mmになります。
CanonのEFレンズを使用する場合には
EOS-T2アダプターASIカメラ用IIを使用します
カメラを三脚用ネジで固定するための
ASI冷却カメラ専用三脚座付リング(78mm)も使用可能です。
冷却には電源が必要です。12V2.5Aまたは3A程度のACアダプターをおすすめしております。
Amazonで販売されているものでおすすめのものを
こちらにまとめました。
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技術仕様
センサー: 4/3″ CMOS
センサーサイズ: 17.3mm×13.0mm 対角21.9mm
有効画素: 1628万画素 4656(横)×3520
画素サイズ: 3.8マイクロm
フル解像度での 最大 FPS:23FPS
露出時間: 32マイクロs-2000s
ROI: 可能
読出しノイズ: 1.2e @30db gain
QE peak: TBD
飽和容量: 20ke
ADコンバーター:12bit
インターフェース: USB3.0/USB2.0
対応接続規格: 2インチ差込み / 1.25インチ(31.7mm差込み) / M42XP0.75(Tマウント)
保護ガラス:AR ガラス
外径直径: 78mm
重量: 410g
本体フランジバック: 6.5mm (アダプター使用時17.5mm)
冷却方法: 二段階ペルチェ冷却
冷却能力: 外気温マイナス40〜45℃
冷却時消費電力: 12V 2A Max
稼働環境
気温:-5℃〜45℃
湿度:20%〜80%