ASI2600MMPro

306,700円(本体278,818円、税27,882円)

商品説明

商品説明
ASI2600MM Proはソニーの最新APS-Cサイズ16ビット裏面照射型センサーであるIMX571を搭載しています。ダイナミックレンジは豊かな14ストップで、読み出しノイズは1.0eと極めて低く、アンプグローはゼロと飛躍的に進歩しています。また、重量はカラーバージョンのASI2600MCProと同じ0.7kgです。
ASI2600MM Pro

APS-Cサイズセンサー
2600万画素でピクセルサイズは3.76μmと小さいのが特徴ですが、飽和容量は50keと大容量を誇ります。
センサーの大きさは横23.5mm×縦15.8mm、対角28.3mmです。
ASI2600MM Pro

ネイティブ16ビットのADC
市販されている中で、数少ない16ビットADCを持つASI2600 Proは天体撮影において他のカメラより優位に立ちます。
この16ビットADCは、CCD16ビットADCとは異なり、14ストップのダイナミックレンジを持っています。それにより画像のシャープさやコントラストが著しく向上し、色合いの階調もより滑らかで自然になりました。
ASI2600MM Pro

IMX571裏面照射型センサー
前面照射型から裏面照射型のセンサーに変更したことにより、CMOSの利点である低電力消費や高速動作を保ったまま、感度やノイズリダクションを向上させました。
従来の前面照射型では、センサーの受光エリアを構成するシリコン基板上の金属配線やトランジスタが、オンチップレンズによって集められた光を妨げていました。しかし裏面照射型にすることによって、光が障害物に邪魔されずに入ってくることができ、光量を増やすとともに光学的な角度応答に対する感度の悪化を最小限にすることができました。

カメラ性能
ASI2600MM Proは14ストップものダイナミックレンジを誇り、素晴らしい性能を発揮します。ゲインを100にすると「HCG高ゲインモード」になり、ダイナミックレンジを保ったまま読み出しノイズを大きく減らすことができます。ディープスカイの撮影中、ゲインは0か100に設定しておくことをお勧めします。(具体的なゲインの設定については実際の空の状況により最適値が異なる場合があります｡)

ゼロアンプグロー
従来のCMOSセンサーは動作中にアンプグローと呼ばれる微弱な赤外線を発することがありました。しかしASI2600MM Proではゼロアンプグロー回路を使うことで、高ゲイン・長時間露光時もアンプグローを心配することなく撮影ができるようになりました。

アンプグローがある機材のダークフレーム　露出300秒
ASI2600MM Pro

アンプグローがないASI2600のダークフレーム　露出300秒

結露防止ヒーター
ポリイミドヒータ－が内蔵されているため結露や凍結を防ぐことができます。
消費電力は5W程度で、対応する撮像ソフトでは電源のオン/オフが設定できるため必要に応じて電力を節約できます。

量子効率
ASI2600MM Proの量子効率のピーク値は91%を記録しています(メーカー実測値による)。

2段階冷却技術による暗電流の抑制
2段階冷却技術によってASI2600MM ProはCMOSセンサーを外気温より35℃まで冷却することができ、長時間露光したときでも暗電流やセンサーのノイズを抑えることができます。
それに加え独自の暗電流抑制技術により、さらに暗電流ノイズを減らすことができます。冷却温度0℃では暗電流はたったの0.0022e/s/pixで、300秒露出しても0.7eしか暗電流ノイズは発生しません。これは読み出しノイズよりも少ない値です。
また、冷却温度-20℃では暗電流ノイズはさらに減って0.00012/e/s/pixしか発生せず、これは完全に無視して良い値になっています。
ASI2600MM Pro

冷却機能を実現するためには、カメラに11～15Vの外部電源を接続する必要があることにご注意ください。カメラの電源には、12V・3AのDCアダプター（5.5×2.1mm、中心正極）または11-15Vのリチウム電池を使用することをお勧めします。
お持ちでない方はこちらから12V電源アダプターをご購入ください。国ごとに4つの異なる規格がありますので、ご注文の際には、お間違えの無いように選択してください。

USB3.0と256MBのDDR3メモリ搭載
ASI2600MM ProにはUSB3.0の送信インターフェースと256MBのDDR3メモリが搭載されており、安定・安全のデータ輸送を確実にしています。