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ZWO社製新カメラリリース時のチェックリスト(確認項目) 

ZWO社製カメラはキャプチャーツールとして純正ソフトであるASIStudio、ASICAP、ASIAIRのほかにSharpCapture(以下SC)、FireCapture(FC)、AstroPhotographyTool(APT)などがネイティブドライバーを使ってよく使われます。新製品がリリースされたときには純正ソフト以外の対応状況がまちまちなため、使いこなしに苦労したり、貴重な時間を無駄にしたりすることもあります。
ここでは、そのような問題を可能な限り回避するためのノウハウやチェックリストを整理して記載します。
なお、ネイティブドライバーに対応していない、その他の撮像ソフトではASCOM環境下でASCOMドライバーを使って接続することができるようになっていますが、ここではASCOM環境下での撮像に関しては触れていません。

新カメラを入手した時に必ず行うこと
1)ZWOのドライバーを更新する(Windowsのみ、Mac、Linuxの環境ではドライバー不要)
 星見屋のZWOファイルダウンロードサイト
 もしくは
 ZWOの Software and Drivers ページ
 を確認します
 ☆確認ポイント
  ・バージョン番号:自分のインストール済みのバージョン番号より新しいかどうか
  ・Change Losの内容:新製品への対応が明記されているか


☆必ず新カメラに対応した最新ドライバーをインストールしてください

2)ZWOの純正キャプチャー環境を更新する
 星見屋のZWOファイルダウンロードサイト
 もしくは
 ZWOの Software and Drivers ページ
 を確認します
☆確認ポイント
  ・バージョン番号:自分のインストール済みのバージョン番号より新しいかどうか
  ・リリース日がドライバーのリリース日と同じもしくはそれ以降となっているかどうか


☆新カメラに対応した最新の純正キャプチャーソフトをインストールしてください
 万が一の不具合があった場合は純正ソフトの結果を報告してください。SC,FC,APTなどの他社製ソフトのみで発生する不具合はそれぞれのソフトの作者に報告、修正を求めるのが正しいレポートラインです。


2)SCを更新する
 プログラム内のメニュー→ヘルプ→アップデートを確認
 で
 「アップデートはありません」
 という表示が出ても信用しないで下さい!


 マイナーバージョンアップの場合はこの操作では表示されないバージョンがあります
 必ずSCのダウンロードページを確認してください。
 (上記のSCバージョンは 4.0.8173ですが、 4.0.8185 がダウンロード可能になっています)

 その他、ダウンロードページで確認すること
 ・バージョンのリリース日付がドライバーのリリース日付以降であること
 ・更新内容にZWOのSDKに合わせた更新が明記されていること
 最新のSDKに対応していることは必須です
 Bug Fixes と記載されている場合、細かな不具合の修正が含まれていますので、より新しいものに更新したほうが良いです

  (正確にはSDKのリリース日付ですが、これまでのところ、SDKとネイティブドライバーのリリース日付はほぼ同じだったので、ドライバーの日付を見て判断してもよいと考えます)


3)FCを更新する
 FCのホームページからオートスクロールしているヒストリーの中から最新のものを確認する

・ここに新カメラに対応したドライバーのリリース日以降のものが表示されていること

4)APTを更新する
 APTのホームページの左側にあるメニューから「History」で表示されるWhat is new?(更新履歴)から
 「ZWO」で」検索をかけ、細心のドライバーもしくはSDKが 「Added(追加)」されていることを確認する
 (SDKとドライバーの記述とバージョン番号が入れ替わっている場合があるのでそこは類推すること)